アフリカ渡航の際に、”治安”を気にする人はたくさんいるのではないでしょうか?私もガーナに住む前は、治安のことをとても気にしました。
アフリカで一番平和と言われるガーナですが、果たして実際の治安はどうなのでしょうか?
Contents
1.ガーナ在住2年の経験からみるガーナの治安
ガーナに2年間実際に済んでみて感じるのは、「ガーナは治安がいい国なんだな〜。」
ということ。
とはいえ、これは最新の注意を払い、ガーナの事情を知り尽くしたからこそ改めて思うことでもあります。
治安がいいとはいえ、ここはアフリカです。なにがおこるかわからないし、日本の常識やルールはまったく通用しません。まったくの予備知識なしに、ガーナを訪れると確実に犯罪に巻き込まれるでしょう。ガーナが治安がいいと感じるのも、必要最低限の知識があってこそ!
今回は、ガーナの治安事情をしっかりご紹介していきます。
2.ガーナの治安はどうなの?
治安がいいと言われるガーナ。
客観的なデータからガーナの実際の治安を考えていきましょう。
2-1.外務省が発表するガーナの治安レベル
日本の外務省から、国・地域別の安全情報を4段階にわけて情報発信をしています。
アメリカ、ヨーロッパなどの先進国は、特に危険レベルをランク付けされていませんが、アフリカの多くの国は危険レベルをランク付けされています。
きになるガーナは、、危険レベル1!!
「危険レベル1=十分注意してください。その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。」
と記されています。
ガーナは治安がいい!とはいうものの、世界的にみたらやはり危険地帯ではあるのです。
2-2犯罪から見るリアルなガーナの治安
治安がいいはずのガーナ。。
治安がいい!とは決して言えないような凶悪な犯罪もたくさん起こっているのです。
日本に暮らしていると考えられないような犯罪も多くあるので、今回はその一例をご紹介したいと思います。
ひったくり【ガーナ治安のリアル】
日本でもたまに聞くひったくり。もちろんガーナでも頻繁にあります。
特に都市部では人も多く、ゴミゴミしているので頻繁に起こっています。
バイクに乗って背後から荷物をひったくる手口が多いので、道沿いを歩くときは、しっかり歩道側にカバンを持って歩きましょう。
強盗【ガーナ治安のリアル】
都市部では多い強盗。
拳銃を突きつけられて、金品を脅し取られる事件も起こっています。
外国人である私たちは完全に彼らのターゲットになるので、お金を持ってなさそうな格好をするのはもちろん、身の回りには最新の注意を払って行動することが大切です。
拳銃をつきつけられる事件も起こるガーナ。治安がいいとはいえ、油断してはいけません!
空き巣【ガーナ治安のリアル】
こちらもよくある犯罪の一つ。
ガーナを歩いていると気づくかもしれませんが、家の前にガードマンがいたり、玄関や窓にはバーグラー(鉄格子)をつけている家がほとんどです。ガーナの空き巣の多さがうかがえる光景ですね。一瞬目を離しただけで荷物が盗まれることもあるので、気をつけてくさい。
恐喝【ガーナ治安のリアル】
日本人である私たちは格好の的になります。
ナイフを突きつけられたり、拳銃を突きつけられたり。。
実際に斬りかかられたり、拳銃を発砲されるケースもあるので、絶対に抵抗しないでください。
命あっての人生です。
詐欺【ガーナ治安のリアル】
日本と違って商品に定価がなかったり、価格も交渉次第な文化も多いので、地元の知識がない私たちは騙されやすいということをまず頭に入れておいてください。現地の相場感や文化をわかっていない私たちは格好のターゲットなのです。
「商品を少し高い値段で売られた。」なんてのはまだ可愛い方で、
「重い病気にかかっていて、一刻も早く病院で注射を打たないと死んでしまうんだ。。すぐ返すからお金を貸してくれないか。。」
など、情に訴えかけてくる詐欺も横行しています。
心の優しい人ほど騙されてしまうので、見知らぬ人の話にはのらないように注意しましょう。
テロ【ガーナ治安のリアル】
世界的にテロのリスクは高まっていますが、ここガーナでも同じです。
日本にいると、テロのニュースは聞くものの、どこか自分ごとかしにくかったりもしますが、確実に日本よりテロのリスクが高いので気をつけてください。人の集まるショッピングモール、ナイトクラブ、レストランなどがテロの対象となりやすいので、不審な動きや気配を感じたら注意が必要です。
事件が起こったら、一刻も早くその場からできるだけ遠くへ逃げましょう。