東アフリカに比べて観光地が少ないと思われがちな西アフリカ。
アフリカの観光といえば、”サファリ”のイメージが強いと思いますが、サファリ意外にも見所がたくさん!
特に西アフリカは豊かな文化・歴史があって、他のアフリカにはない魅力がたくさんあります。
英語圏で平和な国であるガーナは、アフリカ初心者にはおすすめの観光地です。
今回は、目的別にガーナの魅力を見ていきましょう!
Contents
1.ガーナ旅行【サファリ・動物観光編】
アフリカといえばサファリ!
といきたいところですが、残念ながらガーナにはライオン、バッファロー、シマウマなどがいるサファリはありません。。
とはいえ、日本ではみることのできない野生動物にあえる機会がたくさんあります!
ガーナでサファリ観光と言えば”モレ国立公園”

ガーナで唯一のサファリパーク。
モレ国立公園は、ガーナ北部に位置する世界的にも珍しいウォーキングサファリが体験できる場所です。
ゾウ、ワニ、ヒヒ、イボイノシシなどに出会うことができます。

アクセスが少し不便なのが残念。
タマレからレンタカーを借りて行ったり、タクシーをチャーターして行く人も多いです。
可愛い猿と遊べる!”タフィ・アトメ・モンキーサンクチュアリー”

野生の猿と遊ぶことができます!
エントランスでバナナを購入して森の中へ。
ツアーガイドのガーナ人が口笛を吹くと、どこからともなく野生の猿が現れます。
バナナを手で握りしめてかざすと、我先にと猿が飛びついてきます。

日本では見ることのできないモナモンキーという種類で、とても人懐っこく可愛い猿です。
ワニに乗って写真がとれる!”パガ・クロコダイルパーク”

凶暴なイメージのあるワニ。
ここでは、ワニにまたがって記念写真を取れるのです。インスタ栄え間違いなしですね!
この地域では、ワニは神聖な生き物として崇められていた歴史があります。
ワニと人間が共存できる環境があったが故に、フレンドリーでおとなしいワニにまたがれるとのこと。

2.ガーナ旅行【エコツーリズム観光編】
ガーナの東側ボルタ州では、ガーナとは思えないような大自然が広がっています。
山、滝、絶景など、アフリカンエコツーリズムを堪能するにはもってこいの場所がたくさんあります。
西アフリカ最大の滝。”ウリの滝”

エコツーリズムの聖地ボルタ州で一番人気な観光地。
年間の観光客数もダントツでボルタ州No1です。
西アフリカ最大の滝でもあり、上流・下流の二つの滝を堪能することができます。
下流までは、約1時間のハイキング。
上流へは、そこからかなり険しいハイキング(トレッキング?)でさらに1時間。
登った時の達成感と秘境感は半端ないです!
ガーナ最大の山。”アファジャト山”

登山好きにおすすめなのがガーナで一番高い山アファジャト山。
ハイキングコースとして整備されているものの、アフリカンスタイルのハイキングコースはとても険しいです。
そんな急斜面をガーナ人の子供達は裸足で駆け上がっていくのでとてもたくましいですね!
登山途中は、日を遮るものがないのでめちゃくちゃ暑いので、水分補給を忘れずに!
頂上からは、ボルタ州の大自然と、隣国トーゴの山も見渡すことができます。

アクラから1泊2日で旅行できる”アメゾフェ村”

山、滝、絶景がコンパクトに詰まったアメゾフェ村。
頂上に巨大な十字架が立つゲミ山と、シーズンでさまざまな顔を見せるオテの滝が有名な観光地。



”ガーナ人が住む最高地”でもあり、ガーナの軽井沢とも言われるほど避暑地としても有名です。
アクラから約4時間でいける村なので、週末のリフレッシュにガーナ人も多く訪れています。
3.ガーナ旅行【世界遺産編】
観光地を選びの選択肢になる世界遺産。
ガーナにも、もちろん世界遺産があります!ユニークな世界遺産をご紹介。
ガーナ観光といえば”ケープコースト城”

奴隷貿易で有名なガーナ。ガーナの海岸線には奴隷貿易の拠点となった要塞(城)がたくさん並んでいて、それら一体が世界遺産に登録されています。その中でも一番人気なケープコースト城。
何百年も立った今でも、当時の残酷さを感じさせるような雰囲気が漂う場所もあり、一見の価値ありです。
ガーナ人ガイドの館内説明は、歴史を正しく理解する上でとても勉強になるのでおすすめです。
ガーナ観光人気No1。”カクムナショナルパーク”

カナダ人が作った大きな7つの吊り橋。
たくさんのガーナ人も観光に訪れています。ガーナ国内の観光客数No1の場所です。
約20mほどある吊り橋はスリル満点。


周辺は深い森に囲まれていて、たくさんの動物が生息しているそうです。
ガーナ人いわく、ゾウも生息しているそうですが。。
ツリーハウスもあったり、キャンプもできるので大自然を堪能できますね!

観光名所の水上村。”ンズレゾ村”

水の上に浮かぶンズレゾ村。
ガーナ国内で唯一、水の上で人が暮らすコミュニティーです。
観光客慣れしているのか、どこかガーナ人の対応も無愛想に感じられるかもしれませんが、悪意があるわけではありません。たぶん。。
4.ガーナ旅行【ビーチ編】
ギニア湾に面しているガーナには、たくさんのビーチリゾートがあります。
が、エメラルドグリーンの海辺が!綺麗な珊瑚が!という感じではないので悪しからず。。
とはいえ年中通して暑いガーナでは、海水浴にも行きたくなります!
たくさんのビーチリゾートを訪れた中で、おすすめのビーチをご紹介いたします。
人気観光リゾート。”ブスアビーチ”

ウェスタン州で一番人気なビーチリゾート。
世界中からたくさんの観光客が訪れます。
ホテルも、ゲストハウスからハイクラスな高級ホテルまで様々で、ニーズに合わせた旅行を楽しむことができます。
海岸線も綺麗で、泳いだり、サーフィンしたり、ビーチサッカーしたり、ハンモックで揺られたり。
思い思いの時間を過ごすことができるでしょう!
アクラから日帰り旅行も!”ケタビーチ”
アクラから約2時間の距離にあるケタビーチ。
地形が独特なので、みたこともないような景色を見ることができます。
海岸もとても静かで、ゆっくり過ごしたい人にはおすすめの場所です。
外国人経営の宿やレストランもあるので、ガーナ食意外の料理も楽しむことができますよ!
ローカル文化を堪能できる”コクロビテビーチ”
アクラから約1時間半でいけるビーチ。
サーファーには人気なサーフスポットです。
アクラ周辺のビーチはとても人が多いのですが、ここは観光客も少なくゆっくりとした時間を過ごすことができます。
サーフショップもあったり、ローカルのダンスや音楽パフォーマンスを楽しむことができます。
ガーナの文化に触れることができるおすすめのビーチです。
5.ガーナ旅行【お祭り編】
路上では歌って踊って、朝から大音量の音楽を楽しむガーナは、毎日お祭りみたいなものです。
ガーナ人はお祭り大好きで、たくさんのお祭りが実施されています。
ガーナを訪れるタイミングが会えば、ぜひ訪れてみてください!
年末年始は”お面祭り”

ガーナでは、”Masquerading Festival”と呼ばれています。
年末年始にセントラル州のウィネバという海の近くで行われるお祭り。仮装パーティーです。
町中の人たちが仮装をしています。
お祭りでは仮装したガーナ人たちのパレードやダンスショーを見ることができます。
現地ではファンシードレスともいわれていて、年末になるといたるところにポスターが貼られていたり、町中が盛り上がっている様子が伺えます。

ガーナの伝統!”ケンテフェスティバル”
ガーナの伝統工芸品ケンテのお祭り。

たくさんのケンテが販売されていたり、ミスケンテをきめるコンテストが行われたり、No1ケンテ職人を決めたりとプログラムが盛りだくさん。周辺の地区からたくさんの人が集まり、伝統音楽の演奏、ケンテファッションでのパレードなどワイワイ盛り上がっています。
ボルタ州の州都であるホから車で南に約1時間走ったところにあるアゴティメという地区で、毎年9月ごろに1週間開催されているので、タイミングが会う方はぜひ訪れてみてください。
ガーナのお祭りウィーク!”イースターホリデー”
キリスト教が主流のガーナでは毎年4月頃にキリストの復活祭をみんなで盛大にお祝いします。
学校も仕事も連休休みになり、国をあげてお祭りweekに突入します。
イースターホリデー期間は、いたるところでお祭りやイベントを実施しているので気軽に参加してみましょう。
ガーナ人も実家に帰ってゆっくりする人たちも多く、私が住んでいた村もいつもの3倍くらいの人でごった返し、村のいたるところでどんちゃんさわぎをしていました。
イースターホリデー中にガーナを訪れる場合は、お祭りムードを存分に楽しむことができるでしょう!
6.ガーナ旅行【伝統・文化編】
まだまだ日本では知られていない西アフリカ文化は、大きな観光ポテンシャルを秘めています。
ガーナにもたくさんの魅力的な文化に溢れています。
伝統や文化に触れることのできるおすすめスポットをご紹介!
”アートセンター”ならガーナ旅行のお土産はバッチリ!
アクラの海辺にあるアートセンター。別名カルチャーセンター。
地元ガーナの職人さん手作りの、木彫りの置物、ジャンベ、ガーナ布をふんだんに使った服やバッグ、アクセサリー、アートなどが販売されています。かなりの数の商品があるのでお土産選びには困らないでしょう!
ガーナ伝統の織物であるケンテ織り体験ができたり、ジャンベ(太鼓)体験もできたりと、お土産を買うだけでなく体験できる施設も充実しています。
値段は全て交渉制。なかなか相場がわからないと思いますが、ガーナ人の言い値から20-50%くらいはディスカウントできると思って問題ないです。しっかり交渉しましょう!職人さんが時間をかけて作った1点物ばかりです!
伝統織物を味わうなら”ケンテビレッジ”

伝統織物のケンテ。赤、黄、緑の色あざやかさが印象的です。
ケンテを織る時は、木でできた織物の機械を手と足をうまく操って織ります。
近年ではケンテを主産業にしている地方も減ってきているのも事実です。
そんなケンテ織りを村の産業としている村がまだあります。


アメリカ系のボランティアが支援した歴史もあって、未だにケンテ織りを主産業としていて、いたるところでケンテ織り職人を見ることができます。とても小さな村で観光地としてもまだまだ成熟していませんが、ローカルなガーナ人の暮らしも感じることができる貴重な場所です。
”ナショナルミュージアム”で歴史と文化を学ぶ
アクラにある博物館。ガーナの文化・歴史を手っ取り早く学ぶにはここが一番。
首都にあるのでアクセスもよく、気軽に観光できるのが魅力です。
7.ガーナ旅行【都市編】
首都アクラは国際空港もあるので、ガーナ旅行の際にはほぼ確実に訪れる場所。
ガーナ国内の中心地なので、たくさんのものが集まっています。
そんな中心地であるアクラ以外にも、魅力的な都市がたくさんあります。
各方面に旅する時は必ず訪れることになる場所でもあるので要チェックです。
最後に、ガーナの主要都市をご紹介。
ガーナの旧都”クマシ”
ガーナ共和国が誕生する前までは、アシャンティ王国が最大勢力を誇っていましたが、その中心地として栄えたクマシ。
アクラに次いで第2都市としてたくさんの人で賑わっています。昔は奴隷貿易の拠点としても栄えていました。
ガーナ北部と南部を繋ぐ中心地としても重要な拠点で、たくさんの長距離バスの発着場所にもなっています。
最近は大型のショッピングモールもできて、より活気に満ち溢れています。
クマシにあるローカルマーケットは、西アフリカ最大とも言われていて、その熱気には圧倒されるでしょう。
これがアフリカか。。と感じさせられる勢いのある都市です。
そんな背景もあってか、クマシに住むガーナ人はどこか攻撃的な印象があります。
詐欺やすりなども多い地域なので、出歩くときは気をつけましょう。
北の大都市”タマレ”
ガーナ北部で最大の都市にしてガーナ第3の都市であるタマレ。
レストラン、宿泊施設、お土産などなんでも集まっています。
国内線の空港もあって、アクラからだと飛行機で約1時間半でアクセス可能です。
アクラからバスだで約12時間くらい。バス移動は結構大変です。
ガーナの北部には、モレ国立公園やララバンガモスク、パガクロコダイルパーク、シリグ芸術の村など観光地があるのですが、まずはタマレ拠点で行動することになると思います。
石油で栄えた港町”タコラディ”
ギニア湾沖で石油が発見されてから、オイルマネーの恩恵を受けることになったガーナ。
ウェスタン州にあるタコラディの沖合では、たくさんの石油採掘会社が稼働しています。
湊町として栄えていたタコラディ。
石油発見に伴い、外資系企業が進出してきた影響もあって、都市としての存在感を一層高めています。
高級リゾートホテルやレストランもたくさんあって、近年多くの観光客が訪れる場所になりつつあります。
長距離バス乗り場もたくさんあって、ウェスタン州の旅行の際には拠点となる都市なので要チェックの場所です。
8.ガーナ目的別旅行のまとめ
西アフリカの観光資源はまだまだ知られていない場所ばかりですが、かなり見所があると思っていただけたのではないでしょうか?
今回ご紹介した観光地だけでなく、まだまだ魅力的なところがたくさんあります!
最近では、ファッションや音楽が世界的にも人気で、今後間違いなく注目を浴びることになるでしょう。
ファッションや音楽は彼らのライフスタイルなので、そのあたりの魅力を肌で感じることができるのもガーナ観光の魅力の一つです。
ガーナ旅行のプランを立てるときの参考となりますように!