ナイジェリア・ラゴスで開催されたTechCrunchスタートアップイベント

ナイジェリア・ラゴスTechCrunchスタートアップイベント-アフリカ旅行・観光- ナイジェリア

2018年12月11日にラゴスで開催されたTechCrunchのスタートップ向けのイベントの様子をご紹介いたします。アフリカのスタートアップへの注目度が高まっている中、アフリカ全土から15のスタートアップが集結。会場には1000人以上入り、大盛況でした。

 

1.ナイジェリア・ラゴスでTechCrunchのスタートアップバトルフィールド

サブサハラアフリカでは2回目(1回目はケニア・ナイロビ)となるTechCrunchのイベント。

今回は、アフリカ全土から厳選された15のスタートアップが参加し、優勝賞金25,000USドルを競い合う”Startup Battlefield” がラゴスで開催されました。プロトタイプ・プロダクトのデモを含む6分間のピッチ、その後審査員による質疑応答。

ナイジェリア・ラゴスtechcrunchスタートアップイベント

スポンサーには、IBM、Microsoftなどの世界的な企業に始まり、Co creation Hub , Paga などのナイジェリアで勢いのある企業、今年2018年にラゴスにオフィスを構えたFacebookもスポンサーとして存在感を発揮していました。

9時から始まりアフターパーティーを含めると20時までの長丁場ですが、1000人以上の人が集まり、テック系人材の多さと関心の高さが伺える素晴らしいイベントでした。もちろんここはアフリカ。タイムテーブル通りにはまったく進行していませんでしたが。w

会場にはパラパラと海外の方もいらっしゃいましたが、アジア人はほとんどいませんでした。ナイジェリアのテック界隈にはまだまだアジア勢(中国含む)が食い込めてないので、これからガンガンしかけていかないとですね!

とはいえナイジェリアにはすでにおもしろいスタートアップがたくさん生まれてきています。現状は、ナイジェリア国内の課題解決にフォーカスしているスタートアップが多く、圧倒的な当事者である彼らが作るサービスは、現場のニーズ・課題をよく把握しているなーと感心させられます。

英語ができる彼らは今後世界を舞台にサービスを作っていくんだろうな。と思うと、日本人としてとても危機感を感じました。

フィンテック関連の企業は以下にまとめています!ナイジェリアの市場がとてもよく理解できます!

 

2.TechCrunchファイナリスト・スタートアップ5社ご紹介

アフリカ全土から集まった15のスタートアップの中からファイナルステージに勝ち残った5社をご紹介。

 

Apollo Agriculture

ケニアのアグリテック企業。

モバイルマネーと機械学習をうまくサービスに落とし込んでいます。

小規模農家の効率の良い農業と、質の高い農作物の収穫をサポートするため、リモートセンサーで土の状況や各農家の行動履歴を把握し、最適な農法をパーソナライズし音声による教育プログラムを提供しています。

またモバイルマネーによる貸付で、資金不足の農家のサポートも行なっております。

2018年7月には500,000USドルの資金調達も完了し、今後ますますサービスの拡大が見込まれている企業です。

 

Bettr

南アフリカから参加したバーチャルモバイルバンキングのスタートアップ。

Bettrが無料で発行してくれるアカウント(bettrデビットカードと連携)から彼らのネットーワーク(金融商品、日用雑貨、保険、旅行など各種サービス)を通じて各種サービスの購入が可能です。それらの購買データから機械学習し、個人の貯蓄計画、最適な支出プランを割り出してくれるそうです。

例えば「来月アメリカに旅行に行くから◯円貯金したい!旅行中の予算は◯円で抑えたい!」というAさんに対し、貯金のプランや旅行中に使える支出額などをリアルタイムで把握し続け、最適なサービスを教えてくれるみたいです。

まだ正式なサービスローンチはしておらず、2018年のアルファ版では、5000人のユーザーに体験してもらったところ、全てのユーザーから高い満足度をいただいたとのこと。

今回のピッチでは準優勝でした。

 

MAX

ナイジェリアのバイクタクシー版Uberです。

ラゴスの渋滞は本当にひどいので、バイクで移動する方が早いことが多々あります。とはいえ、交通状況がカオスなラゴスでは事故のリスクがとても高いのが現状。

それを解決するために、乗客にはヘルメッド、ヘアーキャップの支給(バイクタクシードライバーが保有して移動)。ドライバーの運転履歴を収集し、AIの技術でドライバーの運転スキルを解析しプロフィール化。データを元に、より安全運転を意識したドライバーになるよう教育を行なっているところがユニークなポイントです。

 

Powerstive Energy

ナイジェリアのエネルギー関連スタートアップ。

ナイジェリアの農村部では、炭・木炭を使って料理をするところがほとんどです。時にはプラスチックを燃やして火をつけたりするほど。木炭を燃やした時の煙は体によくなく、また燃焼効率もあまりよくなかったりします。

バイオマスエネルギーを活用し燃焼効率がよく、煙の出ないPowerstive Energyを活用することで、料理用の火を作り出すだけでなく、電力を作り出すこともできます。付属のケーブルから携帯を充電したり、部屋のライトに使うこともできる優れもの。

停電が非常に多いナイジェリアで、エネルギー課題の解決に取り組んでいます。

 

M-SCAN

ウガンダの医療系スタートアップ。

毎日830人の妊婦が死亡しているウガンダ。医療が行き届いていないウガンダでは、出産時の妊婦の死亡率がとても高い現状があります。M-SCANでは、スマホ、PC,タブレットと連動し、妊婦の状況を医者がいなくても検診できるハンドスキャンデバイスとオフラインでも使えるアプリを提供しています。M-SCANを使うことで、出産前にしっかりとお腹の中の赤ちゃんの状態を確認し、安全な出産の実現を目指しています。

今回のバトルフィールドでの優勝チームでした!

ナイジェリア・ラゴスtechcrunchスタートアップイベント

3.ナイジェリア・ラゴスで開催されたTechCrunchスタートアップイベントまとめ

アフリカ発のスタートアップは非常に盛り上がっています。

西アフリカだと、ナイジェリアの勢いがすごいですが、やはり東アフリカ(特にケニア)、南アフリカはさすがだなー!という印象を受けました。今後ますますアフリカ発のスタートアップがでてくることは間違いないので、今後の動きに引き続き大注目ですね!