なにかと話題に挙がることの多い東アフリカ・ルワンダ共和国。
最近だと、アフリカのIT立国を目指していたり、少し前には大虐殺の悲劇を経験したりと、激動の時代を進んでいるルワンダ。
日本からのインターンや留学生の渡航も増えています。
そんな注目度の高いルワンダの気になる観光地をご紹介!
今回は、ガーナ在住歴2年、ルワンダ半年〜(現在居住中)というアフリカ通の方から情報提供いただきました!
※写真の入手が追いついていないので、写真引用させていただいておりますが、写真入手次第差し替えさせていただきます※
Contents
1.ルワンダ観光の前に
・首都のある中央県(地図:緑)、東部県(ピンク)、南部県(青)、西部県(オレンジ)、北部県の5県から成る。
・丘陵的な地形で、「千の丘の国」(Thousand hills)と呼ばれている。坂が多い。
・気候が安定していて、過ごしやすい。(通年で17℃~25℃ほど)
・首都キガリの標高は1500Mほど。そのため朝晩は冷える。地方に行く予定があるときはダウンなどが必要なほど寒い時もある。
・清掃の管理が徹底しているためゴミ1つ落ちていないので街がきれい。
・警察官が要所要所に立っているため、他のアフリカと比べると治安がかなり安定していて安全。(白人女性が夜8時ころまで1人で歩いるのもよく見かける。お勧めはできないけど。)
・厳しく制限されているのでわいろ等を要求されることもない。
・国自体が小さいので地方の観光地へも首都から3,4時間で行ける。
・人もかなり穏やかで、ほかのアフリカ国のようなしつこさがない。
・外国人が多く、首都には様々なレストランがある。
・アフリカ初心者向け。
注意点
・ルワンダ人は虐殺などの話題に関してかなりデリケート。日本では有名な話であるが、このことに関して(ルワンダ人に対して)話題にするときには注意が必要。
・写真を撮ってはいけない場所が多い。(特に首都)
2.地域別ルワンダ観光情報
今回は地域別にルワンダの観光地をご紹介していきたいと思います。
ルワンダの首都キガリの観光地
まずは首都キガリ周辺をみていきましょう!
ジェノサイドミュージアム(虐殺記念館)
ルワンダで1994年に起こった虐殺の記録を後世に残し、二度と繰り返さないことを誓って建てられた記念館。
1994年4月から7月までの間に約100万人の人が殺された当時の遺体などの展示もあり。
ホテル ミルコリンズ
日本でも公開された映画、「ホテルルワンダ」の舞台となったホテル。
1人のホテルマンが虐殺期間に1200人以上の人を匿ったとして映画化されました。
Mille Collinesとはフランス語で「千の丘」を意味する。現在は高級ホテル。
カフェやバーは宿泊しなくても利用できそうです。
カフェ
首都キガリには欧米人が多いためかおしゃれなカフェが数多くあります。
コーヒーの産地でもあるためコーヒーがおいしい!
レストランも中華、日本食、韓国、イタリアン、東南アジア、スパニッシュなど何でも揃っています。
キミロンコマーケット(ローカルマーケット)
キガリにいくつかあるローカルマーケットの1つ。
規模が大きくアクセスしやすい。野菜や果物から布やかばん、お土産に至るまで何でもそろいます。
コンベンションセンター
キガリで大きな会議やイベントが行われる際に使用されたりしています。
中に入ることはできないが、夜はライトアップされルワンダの国旗色に輝くのでとても魅力的ですよ。
ルワンダ東部の観光地
コーヒーファーム
ルワンダは高地のためコーヒー農園が多数あります。
大きな農園ではコーヒーファームツアーなどもあり、焙煎などが体験できたり!
近年ルワンダのコーヒーはスターバックスなどでも取り扱われ人気です。
東部県だけでなく、北部県、南部県にもそれぞれ存在しています。
また、それぞれの県でJICAボランティアがコーヒー農園で活動をしていたりしますよ!
アカゲラ国立公園
野生動物サファリのできる国立公園。
ルワンダ政府が「BIG5(ライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイ)」のいるサファリとして国を挙げて推しているそうです。
日中に眺められる「千の丘の国」の風景と、満天の星空のもとでのキャンプがおすすめ。
ルワンダ南部の観光地
ムランビジェノサイドミュージアム
南部県フイエにあるジェノサイドミュージアム。
ルワンダでは当時の学校や教会など記念館として残っているところが多いのですがその一つ。
もとは学校であり、ここで約4万5千人の人が殺害されたそうです。
首都の記念館と比べて整備されておらず、遺体(ミイラ)などが生々しく放置(?)されています。
苦手な人にはお勧めしません。
ルワンダ西部の観光地
キブ湖
コンゴにまたがる湖。
静かで景色がよく、海のないルワンダではリゾート地となっています。
ボートなどに乗れるが、住血吸虫の危険があるため日本人の遊泳はお勧めしません。
欧米人向けの高級ホテルも多数ありますよ!
ニュングエ国立公園
西部県と南部県にまたがる国立公園。
大きなつり橋があり、自然の中でのハイキングが楽しめます。
サルが数多く住んでおり、運が良ければチンパンジーに遭遇することも。
ルワンダ北部の観光地
ゴリラトレッキング(ビルンガ山)
ルワンダのもっとも有名な観光といえば”ゴリラ”
”ゴリラ”のいる国立公園があります。
しかし入山料は一人1500USD(2018年7月現在)と高額!
GPSを持ったポーターがいるので100パーセント確率でゴリラに会えますよ。
かなり間近でゴリラを見ることができ、シルバーバックと呼ばれる群れのボスであるゴリラの迫力は圧巻。本格的な登山装備が必要です。
火山(ビソケ山)

ゴリラトレッキングで有名なビルンガ山に連なる火山。
景色がよく、広大な自然の中でハイキングが楽しめます。

ビルンガ山と繋がっているため、運が良ければゴリラに遭遇することもあるらしい。確率は1%。
頂上には噴火の後にできた湖があります。標高は3700ⅿと富士山よりも高いんです!

こちらも本格的な登山装備が必要です。(事前の登山届も必要。)
3.ルワンダオススメ観光地まとめ
国自体は大きくないのですが、なかなか魅力的な観光地が揃ってますね!
自然あり、野生動物あり、アフリカ独特のマーケットやお土産あり、歴史を学べる場所もあり、、、
ビジネストリップでルワンダに訪れる人も増えていますが、国の魅力、文化、資源を知るためにしっかり観光も楽しんでくださいね!