南アフリカの公用語は11個!?南アの言語事情!

南アフリカの言語事情-アフリカ旅行・観光- 南アフリカ

 

 

多民族国家のアフリカ。

アフリカの国々は、一つの国の中にたくさんの民族が集まって国を形成しています。

アフリカ一の先進国との呼び声も高い南アフリカも例外ではありません。

 

そんな多民族国家のアフリカでも、公用語が決めれれているケースが大半。

公用語が英語だったり、フランス語だったり、ポルトガル語だったり。

一つの公用語を掲げる国家が多い中、南アフリカは11の公用語を掲げています!

 

 

そんな南アフリカの公用語事情をご紹介。

 

 

 

1.そもそもなぜ南アフリカの公用語は11個もあるの?

 

南アフリカの歴史から言語事情を紐解いていきましょう。

 

17世紀にオランダの東インド会社が喜望峰を貿易の中継地にしてから、オランダとの関係が濃い南アフリカ。

その後は、金やダイヤモンドを狙ってやってきたイギリスとの関係も強くなってきます。

 

その影響もあってか、初めて国家の公用語として認められてのはオランダと英語。

1910年から1925年のことです。

 

1925年にはアフリカーンス語も公用語としてみとめられるようになりました。

アフリカーンス語はオランダ語を語源として浸透していき、1984年から1994年には英語とアフリカーンス語が公用語となります。

 

1994年の新憲法制定時にアフリカ諸語の保護育成のために多言語主義を掲げ、バントゥー諸語9言語が公用語に追加されました。バントゥー諸語はアフリカ中南部の広い地域で使われていて、互いに共通性のある言語です。

南アフリカでも使用している民族が多いので、公用語として加えられました。

 

南アフリカ公用語

出典:wikipedia

 

とはいえ実際は、英語が主言語。

政治、経済、教育現場で主に使われていたり、エリート層は英語を使っていたので英語主体の現状になっています。

多言語主義の実現はなかなか厳しいみたいですね。。

 

 

 

2.南アフリカの公用語をくわしく解説

 

11もある公用語。どこの誰がどういう風に使っているのでしょうか?

各言語の紹介と共に見ていきましょう!

 

 

 2-1.人口数で第1言語はズールー語 【南アフリカ公用語】

 

南アフリカ公用語ズールー語

出典:Wikipedia

 

英語が主軸になっているので英語を話す人が一番多いだろう!

と思う人も多いと思いますが、南アフリカで一番多いのはズールー語を話す人たちです

 

南アフリカに住むズールー族の95%、約900万人が話しています。

南アフリカの東側、クワズール・ナタール州でメジャーな言語でハウテン州でもよく使われています。バントゥー諸語の一つ。

 

 

 

 2-2.コサ語が第2言語【南アフリカ公用語】

 

南アフリカ公用語コサ語

出典:Wikipedia

 

国民の18%である約790万人が使用しているコサ語。

東ケープ州で主に話されていて、西ケープ州やヨハネスブルグでも用いられています。

ネルソン・マンデラの母語もコサ語みたいですよ!

 

 

 2-3.歴史ある言語 アフリカーンス語【南アフリカ公用語】

 

歴史からもわかるように、南アフリカの早い時期から公用語としてみとめられていたアフリカーンス語。

オランダ語から派生した言語。公用語がオランダだった当時にオランダ語の代替として普及したのも理解できますね。

人口の13.5%がアフリカーンス語を利用しています。北ケープ州と西ケープ州を中心にアフリカーナーとカラードが在住する地域で広く話されています。

 

※アフリカーナー=南アフリカに移住してきたオランダ系白人を元に形成された白人民族。南アフリカ、ナミビアに多い。

※カラード=白人と有色人種の混血。当時移民してきたオランダ人とマレー系・インド系との子孫を指すことが多い。西ケープ州および北ケープ州では人口の約半数を占める

 

 

 

 

 2-4.人口数だと英語は第4言語【南アフリカ公用語】

 

南アフリカは英語圏だ!という認識の人も多かったのではないでしょうか?

実際に英語が浸透しているのですが、ヨハネスブルクやケープタウン、ダーバンを代表とする大都市を中心に、イギリス系を中心とした白人やインド系など全人口の9.6%の人の第一言語に過ぎません

人口数でいうと国内第四の言語なのです。

 

植民地の影響もあって、ブリティッシュイングリッシュがベースですが、ここはアフリカ。

南アフリカもアフリカンイングリッシュの例外ではありません。

 

インド系で約80%、白人で約30%が英語を第一言語としています。

南アフリカにいる白人は英語が母国語!と思いがちですが、以外とちがうのも驚きですよね。

 

 

 

 2-5.北ソト語【南アフリカ公用語】

 

国民の9%が使用している北ソト語

リンポポ州で主に使われている言語です。他にはハウテン州、ムプマランガ州でも使用されています。

 

 

 

 2-6.ツワナ語【南アフリカ公用語】

 

北西州での主言語ツワナ語。国民の約8%がツワナ語を利用しています。

南アフリカだけでなく、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビアでも話者がいるそうです

 

 

 

 

 2-7.ソト語【南アフリカ公用語】

 

フリーステイト州の主言語。人口の7.6%がソト語を話します。

レソトでも公用語として使われており、約85%の人口が話しているそうです

 

 

 

 2-8.スワジ語【南アフリカ公用語】

 

スワジランドでも公用語としても使われているスワジ語

ムプマランガ州では27%もの人に第一言語として利用されています。

 

 

 

 2-9.その他の言語【南アフリカ公用語】

 

ツォンガ語、ヴェンダ語、南ンデベレ語なども公用語として認められています。

 

ツォンガ語は、リンポポ州、ハウテン州、北西州。

ヴェンダ語は、リンポポ州。

南ンデベレ語は、ムプマランガ州。

 

 

 

 

 

3.南アフリカの公用語・言語まとめ

 

公用語一つとっても歴史が深くておもしろいですね!

アフリカを理解するのはとても大変ですが、とても奥が深くいです。

 

でも、安心してください!基本的に英語でコミュニケーションがとれます!

アフリカ独特のなまりはもちろんありますが、英語ができればそこまで苦労することはないでしょう。

教育の現場では英語を学習しているので、基本的には英語をしゃべれる人ばかりです!

 

南アフリカ人に限らず、アフリカの人たちはバイリンガル、マルチリンガル、トリリンガルなど多くの言語を話せる人が多いです。

南アフリカの人と深く繋がるために、英語意外の言語を覚えてみるのもいいですよね!

簡単な挨拶ができるだけで、とても喜んでくれます!

 

ズールー語とコサ語がしゃべれれば南アフリカではだいぶ深いコミュニケーションができそうですね!